日本から一番近いと言われるヨーロッパをご存知でしょうか?
それは、ロシアの「ウラジオストク」という都市です。
ヨーロッパ旅行に行きたいけどなかなか時間が取れない皆さん、
今日は日本から一番近いヨーロッパ「ウラジオストク」を紹介させて頂きます。
日本から飛行機でわずか2時間半でヨーロッパの雰囲気を満喫し、心も身体もリフレッシュ!
ウラジオストクとは
ウラジオストクはロシアの極東部に位置する都市で、下のマップをご覧の通り北海道の札幌市と同じくらいの緯度になります。
直線距離ですと、東京からウラジオストクと東京から韓国の距離はほとんど変わらないです。
8月の平均気温は19.6℃と涼しいですが、1月の平均気温は-12.6℃と寒い地域です。
1917年のロシア革命前後では、日本人が6000人ほど住んでおり、日本人街もあったそうです。
現在は100名程度の日本人が住んでいるようです。
日本との時差は1時間で、日本が遅れています。
入国にはビザが必要です
ウラジオストクはパスポートだけでは入国出来ません(2019年現在)。
事前にビザの申請が必要ですが、2017年に緩和され入国しやすくなりました。
インターネットで申請ページで必要な情報を入力します。
(パスポート情報、滞在先情報、勤務先情報など)
4日以内に電子ビザが発行され、データが届くようです。それを印刷持参し、入国となります。
以下のURLはロシア連邦外務省ページです。
https://electronic-visa.kdmid.ru/index_jp.html
こちらのホームページを見ると、
「速く」、「簡単」、「便利」、「無料」、が売り文句のようです。
日本からの移動手段、時間
成田空港、関西空港、新千歳空港から直行便が出ています。
成田空港からはS7航空やアエロフロート・ロシア航空の飛行機で、曜日によって時間帯が異なっています。
関西空港からはS7航空が1日1便、新千歳空港からはウラル航空の便が月・水・土に1便ずつ出ています。
上記の通り、これまでは日本の航空会社は直行便を飛ばしていませんでしたが、
日本航空と全日空は2020年3月から、成田からウラジオストクへの直行便を新規就航させることを発表しています。
2時間半ですと沖縄へ行くような感覚ですね~
ウラジオストクの魅力
さて、ここからはウラジオストクの魅力を見ていきたいと思います。
ウラジオストク駅はシベリア鉄道の終着駅
ウラジオストク駅はシベリア鉄道の東の起点駅になっています。1893年に開業していますので、100年以上の歴史ある駅舎です。
作家・歌人である与謝野晶子氏は日本からウラジオストク港に渡り、そしてシベリア鉄道に乗りモスクワ経由で夫の在在するパリに向かったそうです。
なんとも歴史のロマンを感じますね!
この時詠んだ歌の石碑が極東連邦大学の敷地内にあります。
ヨーロッパの雰囲気
日本から最も近いヨーロッパと謳い文句があるように、ウラジオストクの異国情緒溢れるヨーロッパの街並みは必見です。
アドミラーラ・フォキーナ通り(噴水通り)やスヴェトランスカヤ通り、旧日本人街などがあります。
アドミラーラ・フォキーナ通りには噴水とヨーロッパの街並みが楽しめ、その先には海が見えるというなんとも素敵なストリートです。
インスタ映えにもってこいでしょうか!?
自然景観
金角湾、鷲ノ巣展望台、スポーツ湾、トカレブスキー灯台などがあります。
鷲ノ巣展望台ではウラジオストクの市内が一望でき、素敵な眺めを楽しめます。
トカレブスキー灯台では海を眺めながら波風の音、潮の香りなど五感で楽しむことが出来そうです。こちらも人気のスポットです。心身ともに癒されそうですね。
ロシア料理を食べる
ウラジオストクではもちろんロシア料理が楽しめます。高級レストランでもお手頃価格で楽しめるお店が多いようです。
日本でもお馴染みのボルシチや、ロシア風水餃子のペリメニ、クレープ生地でイクラを包んだブリヌイなどはどれも本当に美味しそうです。
ウラジオストクまとめ
ウラジオストクの魅力、如何でしたでしょうか?
日本から近いのに異国情緒・ヨーロッパの雰囲気を楽しめ、美味しいロシア料理やシベリア鉄道といった有名どころまで短期間で旅行できる都市です。
カップルやご家族と一緒に比較的簡単にヨーロッパを楽しめると思います。非日常を感じ、リフレッシュしたい時にいいですね。
日本航空や全日空のフライトも増えていきますので、これからますます人気になりそうで注目の都市です!